朱鞠内湖淡水漁業協同組合
■代表理事組合長:菅原 博
■事務局:中野 信之
■所在地:北海道雨竜郡幌加内町字朱鞠内湖
■TEL:0165-38-2470
■E-mail:
■HP:http://www1.odn.ne.jp/syumari/
■設立:昭和29年
■組合員数:30名
■河川:朱鞠内湖及び宇津内湖、それに注ぐ河川
はじめに
朱鞠内湖は石狩川水系雨龍川の上流部に雨龍ダムが建設されたことにより、東洋一の人造湖として昭和18年に誕生しました。ダム建設から62年を経た現在も日本一の湛水面積を持ち、満々と水を蓄えた静かなたたずまいは湖畔の森林と見事に溶け込み、つい人造湖であることを忘れてしまうほどです。また、湖周辺域は道立自然公園に指定されおり、道北の観光地として毎年多くの観光客を迎え入れています。一方、朱鞠内湖にはダム建設以前から本水系に生息していたイトウ、サクラマス、アメマスなどが現在も多く見られることから、釣人にも人気の湖となっています。
朱鞠内湖におけるイトウについて
イトウは、豊かな自然が全流域で保たれているような川でなければ生きていけない魚。生育に必要な中・下流域のなく、寸断された朱鞠内湖に、なぜイトウ個体群が維持されているのかが疑問に浮かぶと思います。実はダムよって守られているという側面があります。つまり、ダムにより開発の進んだ中・下流域と遮断された代わりに成長の場として大きな湖ができたことは、本水系のイトウにとってプラスに働いたと考えられます。このことに加え、北海道大学の研究林が朱鞠内湖の多くの流入河川をカバーしていることから開発行為が制限され、比較的良好な産卵場が保たれていることや、漁協でイトウの主な餌資源となるワカサギを放流しているといった事実も勿論見逃せないでしょう。
しかし、朱鞠内湖においても、20年前と比較してイトウの個体数は減少しているように思います。草地開発などの理由で絶滅した河川がいくつかあるからです。現在、漁業組合では''かつての''生息河川の環境修復と同時に稚魚放流を行なうことで、絶滅河川にイトウを復活させる取り組みを行っています。
さいごに:組合からひとこと
イトウはもちろんのこと、''天然''のサクラマスやアメマスも釣り人には人気の魚種です。中でもサクラマスは本来、海で成長する魚ですが、ここ朱鞠内湖を成長の場としている湖沼型の珍しい魚です。それら魚類の資源を多くの釣り人に有効に活用していただくため、湖周辺の環境保全や遊漁規則の違反者の取り締まりを行って、魚類資源の維持管理に努めています。
(第5回イトウ保護フォーラム2006 in 斜里パンフレットより)