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イトウ保護連絡協議会の加盟団体

Friends of the Shari River 斜里川を考える会

■会長:滝澤 素子
■事務局:森 高志
■所在地:北海道斜里郡斜里町本町49知床博物館内(内田)
■TEL:0152-23-1256
E-mail
■HP:http://www10.ocn.ne.jp/~shari88/
■設立:2002年8月8日
■会員数:58名
■河川:斜里川


「川幅五十間、其源はシャリ岳より落つる也。魚類は鮭・鱒・アメマス・チライ・桃花魚・雑喉などその多き事は、一箇の運上屋を置きても勘定に合うべし・・」

 これは150年ほど前に松浦武四郎が年廻浦日記に書いた斜里川の様子です。チライとはアイヌ語でイトウを指します。漁獲されたマスは遠く大阪にまで回送され「斜里マス」として有名であったそうです。

 斜里川を考える会は、斜里川に関心のある人が可能な範囲、それぞれのスタンスで関る緩やかな集まりです。会の目的は斜里川について知り、考え、語り、楽しむこと。より多くの人が斜里川の恩恵を感じられるような環境を目指して活動することです。

 では、実際の活動の様子を紹介します。

 春、イトウ産卵調査ではカンジキを履いてザクザクと残雪の河畔を歩きます。担当を決めて斜里川全区間を歩くことを目標にした「斜里川マラソン」は普段は歩かない所まで入り込みました。夏の魚類相調査ではタモ網を使ってザブザブと川の中をかき回し、場所ごとに捕れる魚を比べます。秋のサクラマス観察会では上流域へ出かけて産卵行動と周辺の環境を観察しました。

 川で遊んでばかり!と思われそうですが、得られる情報には貴重なものもあります。

 イトウは個体数が非常に少なく絶滅に瀕していること、水位変動がイトウ稚魚生息環境を不安定にしていること、河川改修により単調になった環境は生物相が貧弱であること、多くのダムが魚類の遡上を阻んでいること、流入する土砂が様々な悪影響を及ぼしている可能性があること等が明らかになってきています。

 当会ではこれらの問題について関係機間との情報交換を行う等しており、その情報はホームページ等で紹介し、多くの人が斜里川について考える機会を作っています。

 斜里川の将来像は流域住民や産業やレジャーで関わる人たちが描くもの。そのためには斜里川を知ってもらうことが必要であると考え、当会では今後も斜里川に関する情報発信をしていきたいと考えています。

 今の斜里川の環境は決して良好とは言えませんが、川に関わる人たちの取り組み次第で改善されていく可能性が十分にあるのです。

 斜里平野は農業地帯として栄え、安定した環境で育まれたサケは毎年の豊漁を約束する。そして斜里川にはイトウを頂点とする豊かな生態系があり、流域は大きな恵みに包まれる。そんなことが未来の斜里川では実現するかもしれません!

(第5回イトウ保護フォーラム2006 in 斜里パンフレットから)


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